営業電話黙示録

俺が面白いわけじゃない、彼らが面白いんだ。このブログはフィクションです。



続・何で弊社の社長に許可貰ってるんです?許可じゃないでしょ?

顛末が気になってる人はいないと思いますが、一応。
私の方で直接電話を受けなかったのですが、事の経緯を共有してる同僚が対応した話からすると、

  • 以前、宣伝のFAXを送った際に、社長から口頭で申し込まれている
  • 口頭で申し込まれているのでこちらはそのつもりだった、キャンセルできる期限は過ぎている
  • キャンセルするのであれば掲載料の50%をキャンセル料として支払ってもらう、そのために申込書に記入して送って欲しい

でも、申込書は今回初めて弊社に送ってきたわけなんですが。
一応、外出中の社長に確認したら「そんな会社は知らないし、そんな広告に申し込んだ覚えもない」とのこと。
ついでに同僚が広告を掲載していると言われた媒体の会社に電話して、「この代理店を知っているか」と確認したら、「広告の枠は買っているんだけど、よく同じような問い合わせを受ける。かなり強引な営業をしているようだ。しつこいようなら自分の名前を出してもらっていい」とのこと。

仕組みとしては、

  1. 特定の業界に限定された業界新聞などの広告枠を買う
  2. 何かの紙面に掲載された会社にFAXを送るなどして営業活動
  3. 「社長の許可を貰っている」や「キャンセルできない」と言って申込書を書かせる
  4. 購入済みの広告枠を分割して申し込みをしてきた企業の広告を掲載する
  5. 代金を請求

という流れのようです。実際に広告は掲載されてしまうので、詐欺にならない予防線が張ってあることになります。

  • 電話、メール書面での申し入れがない限り契約は自動的に更新する
  • 掲載期間の数週間前には制作を開始しているのでキャンセルはできない

などの記載が申込書にはありますので、一度申し込んでしまうとかなりタチの悪い状態になると思います。
弊社に送って来た業界紙は週刊でしたが、申込書には1ヶ月分まとめて申し込みという記載がありました。
恐らくは、毎月の自動契約で更新→月途中での解約は認めないのコンボは組まれていると思います。
追加で、料金には「各○○円」と書いてあったので、○○円×週という形で請求するんだと思います。

最終的には、

同「ネットでかなり評判が悪いみたいですね」
営「そんなものを信用するのか」
同「媒体の担当者に確認させてもらいました」
営「そこは関係ないだろう」
同「御社についての問い合わせがかなり媒体の方に行ってるみたいで、担当の方が自分の名前を出してもいいと言ってましたよ」
営「分かりました」

といったやりとりになっていました。

こういうシリアスなネタはあんまり扱いたくないのですが、気の弱い方なんかはこういう強引な営業を受けるとカモにされてしまうだろうと思いますので、顛末を書かせていただきました。
「強引な営業をしてくる相手には証拠になるような物を渡さないこと」これだけは気をつけてください。